Cプログラミング関連書籍 および電算機関連書籍


Cプログラミング規約、書法、作法等に関する有意義な書籍の紹介

ここで紹介する書籍は初心者用ではありませんが、文法の理解やコーディング等ある程度経験を積んだ後に一読すべきオススメの書籍です。
良書はお手本はもちろん、やや哲学的なことも教えてくれます。

過去には アセンブラ,FORTRAN,COBOL,RPG,BASIC等経験しました。
各々の言語には特徴やスタイルがあります。また時代とともにプログラム全体の作り方も変遷してきました。
Cはやや低水準の言語ですが、移植性が良く周辺機器から汎用機まで巾広くカバーしています。
Cの亜流として今後さらにいくつかの言語が出現するかも知れませんが、広義で原点の言語です。

ANSI (American National Standards Institute) 米国規格協会・米国標準協会

  プログラミング言語 C
プログラミング言語C  B.W. カーニハン、D.M. リッチー著  1981.7.20 初版   プログラミング言語C 第2版 1989.6.15 初版
 
表紙のデザインが紙テープ(時代を感じさせる) 定価 2500円   定価 2800円



   
 プログラミング言語C  第2版 1989.6.15 初版 (表紙のみ違う)    
 
目次
第1章 やさしい入門
第2章 データ型・演算子・式
第3章 制御の流れ
第4章 関数とプログラム構造
第5章 ポインタと配列
第6章 構造体
第7章 入出力
第8章 UNIXシステム・インターフエース





















 

1989年前後の主なCコンパイラ  (プログラミング言語Cの付録より)
コンパイラ 開発元 発売元
 Power C  MIXソフトウエア  システム・ワン
 Turbo C  ボーランド  MSA
 Lattice C パーソナル  ラティス  ライフボート
 Advanced RUN/C  Age of Reason  ライフボート
 Quick C  マイクロソフト  マイクロソフト
 MS-C  マイクロソフト  マイクロソフト



  プログラミング作法  ブライアン カーニハン、ロブ パイク著     題材は C/C++ Java

   
目次
第1章 スタイル
第2章 アルゴリズムとデータ構造
第3章 設計と実装
第4章 インターフェイス
第5章 デバッグ
第6章 テスト
第7章 性能
第8章 移植性
第9章 記法
エピローグ
Appendix ルール集





















  ソフトウエア作法  Brian W.Kernighan (著)  P.J.Plauger (著)      題材は FORTRAN  温故知新

   















  プログラミング書法  Brian W.Kernighan (著)  P.J.Plauger (著)      題材は PL/1 FORTRAN  温故知新

   


















電算機関連書籍

   暗号解読 - ロゼッタストーンから量子暗号まで   サイモン・シン
暗号技術は解読技術とのせめぎ合いを通じて高度に発展してきた。その歴史的経緯と未来の動向をひも解く読み物。
カエサル暗号,ヴィジュネル暗号,暗号機械エニグマ,公開カギ暗号,量子暗号など

















   闘うプログラマー     ビル・ゲイツの野望を担った男達
Windows NT 開発のドキュメンタリー
当初10数名から開発を始めたが、多々の仕様変更等により規模が拡大。最終的に総勢200名を超えるプログラム集団に・・・
指揮官デビッド・カトラーの苦悩・闘いがわかる。ソフトウエア開発に携わる人々に共感

















   カッコウはコンピュータに卵を産む   クリフォード・ストール
今でこそ、ハッカーとかウィルスという言葉が一般でも通じる時代になりなした。
このノンフィクションストリーはインターネットの無い時代であるが 克明に手順・手口さらに状況等が書かれています。
また一般の人が読んでも理解できるよう専門用語もあまり使用していません。IT技術者を目指すのであればシステム作成上での観点からも一読しておいても良いでしょう。

 


   ENIAC神話の崩れた日 ATANASOFF
ABC (アタナソフ&ベリー・コンピュータ)
訴訟は確かに勝利であるが、著者はアタナソフ寄りに書いているのでこのまま 鵜呑みにしてコンピュータの発明がアタナソフとも思えない。
コンピュータの黎明期における物語の一側面。「誰がどうやってコンピュータを創ったのか?」、「エニアック」も併用して読むべき。

   


   エニアック  世界最初のコンピュータ開発秘話... スコット・マッカートニー(著)
ENIAC(Electronic Numerical Integrator and Computer) 電子式数値積分・計算機
ENIAC開発者エッカートとモークリーの物語。 時代背景、企業の思惑、裁判、個人の名誉とお金・・・ いろんな要素がからんでいる。
「 コンピュータの発明」と「世界最初の稼動したコンピュータ」に関していろんな意見があるが、 ある意味 2人は悲劇的な人生でもあったと思う。 

   
 
 
 
 
     
     


   コンピュータの発明  能澤 徹(著)
コンピュータの発明に関し技術面から説明しています。説明図・表もあり、他書には無い技術的な面から書かれている。

     


   コンピュータが計算機と呼ばれた時代 C&C振興財団
初期の国産コンピュータの解説と写真集。
パラメトロン、日本電信電話公社、日本電気、日立製作所、富士通など写真が豊富にあり資料としても貴重。(個人的に好きなジャンル)

表紙 裏表紙



   CORE MEMORY ヴィンテージコンピュータの美 / オライリー・ジャパン
ENIAC、UNIVAC 1、IBM System/360、DEC PDP-8、Altair 8800、Cray、Apple I等のコンピュータ写真集。

表紙

裏表紙



   コンピュータ―写真で見る歴史 / クリスチャン ワースター Christian Wurster
コンピュータのデザイン・写真集 メインフレームからミニコン・PC等
    0.0:マンマシン/インターフェース
 1.0:科学、軍事コンピュータ
 2.0:メインフレームコンピュータ
 3.0:ミニコンピュータ
 4.0:マイクロコンピュータ
 5.0:デスクトップコンピュータ
 6.0:転換と変更

表紙



   僕らのパソコン 30年史 / 翔泳社r
1971年から2009年まで、それぞれの年に注目を浴びたパソコンやソフトを紹介している 。

表紙



   コンピュータ発達史  日本アイ・ビー・エム
日本アイ・ビー・エム 50周年記念書籍 非売品




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