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紋紙(CGS)    ジャガード・ラッセル・トリコットの編集



ジャガード織機は、紋紙(もんがみ)を読んで布を織ります。

紋紙(もんがみ)に穴が開いており、この情報から柄が出てきます。




紋紙(もんがみ)・・・ 細長いボール紙状のものを繋いだもの







写真の細長い物が、紋紙の1枚





当初、紋紙作成データは、紙テープでした。
その後フロッピーになりましたが、メーカー毎にバラバラなので
西陣織工業組合と京都染織試験場がFDフォーマットを規格化

当時標準のIBM 8インチ・フロッピーをベースに設計されました。
フロッピーは専用のフォーマットで、CGSフロッピーと呼ばれています。
( CGS: コンピューター・グラフィック・システム )



梨地デザインの設計
 


 【 CGSフォーマット 】



紋紙データ






 

 




8インチ → 5インチ → 3.5インチ・フロッピーへ
現在は、CGSフロッピー → 電子ジャガード式 になりました。





紋意匠のデザイン

専用のフィルムに模様を描き、イメージ・スキャナで読み取ります。
その後、PCで加工します。




デザイン原画
 


PCでデザインの編集
 


PCで加工後のデザイン
 





紋紙画像サンプル

色は筬の動作・糸の太さ等です。 → デザインしやすいように配色します。


















編集中の画面 罫線なし、倍率 8:8


















ラッセル柄の編集

  手描きのデザイン設計書
 
 


手描きの実寸
 
   
 




PCでラッセルの編集をします。
 
   


 
   

















マウスでクリックすると、簡易シュミレーションのレースが表示されます。
(Java アプレットで表示)

柄01 柄02 柄03





トリコット・デザイン編集システム
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システムの概要
トリコットのデザインを、パソコン上で編集できるシステムです。

  @使用する筬の色(画面表示)・太さ等を指定します。

  A編集では、チエーン値のパターン設定ができます
    該当する筬の針位置をマウスでクリックするだけで、表示・消去ができます。

  B糸の動きは、マウスで位置をクリックして編集します。

  C編集後のデザインをプリンタに印刷できます。  

動作環境
  ・OS: Windows 2000,XP,Vista,7,8,10,11



トリコット選択メニュー 

●新規作成のボタンを押して作成します。

●すでに作成したデザインをマウスで選択し、照会・編集・印刷ができます。



デザイン編集画面  



マウスで、編集中の画面  



印刷サンプル







OpenCVによる紋紙 → イメージ変換(BMP)

紋紙読取機を改造し、WEBカメラで読込み



正面を判断し、傾き補正・汚れ等




















織機関連での、紋紙(もんがみ)データ用CGSフロピーで、8/5/3.5インチFDが有ります。

PC98もまだ有りますが、データ管理の橋渡し用にDOS/V機で管理するようにしました。
5インチのFDは98用とDOS/V用がありますので、DOS/V用を用意します。
また、動作環境のOSは、Windows95、98、Me です。


@ DOS/V機に5インチFDDを取り付けます。
98シリーズの5インチFDD NEC FD1155C を使用しました。

FDDケーブルの引き回しの関係で、3.5インチFDDをマウンターに載せてあります。
( 黒い「3.5−5マウンター」が余っていたので使用 )

NEC FD1155C




A AT互換機で使用するように FD1155Cのジャンパ設定します。
   PC98(初期値)  DOS/V   備 考  
 RD     2    1  Read Data信号のVFO回路の使用      1=無効、  2=有効
 USE     1    2  ヘッドロード機構とIn Use信号        (1=Head Load、  2=In Use
 MON     1    3  モーター制御方法               1=Motor On、 2=Head Load、 3=Drive Select
 DX    0/1    1  ドライブ番号  
 VC     ON    ON  信号線の終端抵抗の有無   ON固定
 DCG     1    2  34ピン信号                     11=Ready、 2=Disk Change
 HDE     1    1  標準密度モード時の回転速度      1=360rpm、 2=300rpm
 DEN     1    1  動作モード                1=2モード切替、 2=標準密度、 3=高密度


B FDDケーブルの接続(Bドライブ)
ケーブルがクロスしている方の前側(先頭)がAドライブで、次のコネクタがBドライブです。
太いコネクタが5インチ用、やや細いのが3.5インチ用です。
最近は5インチのコネクタが無いケーブルもありますので注意


C BIOSの設定
2台目のFDDを認識させる為、Bドライブを 1.2M 5インチに設定します。

注意点は、マザーボードで、FDDを1台しか設定できないのもありますから、確認が必要です。
もし、1台しか認識できなければ 3.5インチのFDDをあきらめることになります。
間口の5インチが用意できれば、あとは、LAN・USB等が利用できますから、3.5インチFDDは不要です。


D 動作確認
動作環境のOSは、Windows95、98、Me です。
Windows Meで 5インチドライブが認識できました。
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