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ENIAC シュミレーターA  go・Tcl/Tk版のプログラム    → ENIACシュミレーター

ENIACシミュレーション( https://ieeexplore.ieee.org/document/8326772 ) のサンプルプログラムの紹介です。


ENIACのプログラミングは、計算(数式)をENIACで処理できるように分解しなければなりません。
さらに処理の手順・組合わせを考えます。(データフロー・マシン)
これらは、相当に経験を積まないと出来ないと思います。



プログラム作成に於いてセットアップ図が必要なので、未記入の用紙を作成しました。








●GitHub → programs 内に小さなプログラムがあります。   sq.e、sq2.e、sq3.e の順に試しました。






●ENIACの操作コマンド



●ENIACのユニット



●記法 (抜粋)

i  開始ユニット 


p  マスタープログラマ 


a1〜a20  アキュームレータ 


c 定数送信器


pr プリンター    8つのアキュムレータ1、2、15、16、17、18、19、20は、プリンター(IBMのカードパンチ)に接続されている。


  






●Adele Goldstine の技術マニュアルにある、ENIACの基本操作より、べき乗表を計算するプログラムのサンプル




上記を利用し、1 〜 1000 迄の2乗の表を作成するには、

 n  : ACC6 = 0
 n^2: ACC7 = 0

 for n < 999
   ACC6 + ACC7 → ACC7    2*n +1
   ACC6 + ACC7 → ACC7
   ACC7 + 1   → ACC7
   ACC6 + 1   → ACC6    次のn







●ENIACのプラグボードの接続・スイッチの設定



●プログラムの制御フロー

@プログラムライン1-1の開始ユニット出力信号は、アキュムレータ6と7のプログラム5と、定数送信器のプログラム26を起動します。
 この結果、2つのアキュムレータのそれぞれに1が加算されます。




Aプログラム 5 が完了すると、アキュムレータ 6 はプログラム ライン 1-2 に接続された 5o ラインに制御パルスを送信し、
 マスター プログラマのステッパー C の入力に送られます。




Bステッパー C のカウントが 999 を超えていない場合、
 マスター プログラマはプログラム ライン 1-3 に接続された C1o ラインに制御パルスを送信します。




Cプログラムライン1-3の信号は、両方のアキュムレータのプログラム6をトリガーします。
 このプログラムは、アキュムレータ6にデータを2回送信させ、アキュムレータ7にデータを2回受信させ、現在の値に加算します。
 つまり、アキュムレータ6の値が2倍になった値がアキュムレータ7に加算されることになります。




Dこの加算が完了すると、アキュムレータ 7 は 6o 端子に制御パルスを送信し、
 プログラム ライン 1-1 を駆動して、プロセス全体を再度開始します。






●プログラム ( 操作コマンド )





【  開始ユニットの設定  】





開始ユニットのパネル









【  マスタープログラマの設定 






端末とスィッチ ( Master Programmer  PANEL 1 )


 Master Programmer  PANEL 1    Master Programmer  PANEL 2



20di 〜 11di   Decade direct input terminals
   

Adi 〜 Kdi Stepper direct input terminals
Ai 〜 Ki Stepper pulse input terminals
Acdi 〜 Kcdi Stepper clear direct input terminals
A1o 〜 A6o; ... K1o 〜 K6o Stepper program pulse output terminals








【 アキュームレータ 6 設定 










 






【 アキュームレータ 7の設定

















【 定数送信器の設定

 






定数送信器は、パンチカードから読み込んだ数値と、手動スィッチで設定した4個の数値を保持できる。

数値の名称は、A 〜 H(8個)とJ ・ K(2個)の10個で
  A〜H: IBMパンチカードリーダーから読み込まれた数値
  J ・ K: 手動スィッチで設定

また、2組毎に送信可能。 AB, CD, EF, GH & JK







■シュミレーション結果




各セクタの表示は、  [S1 View] 〜 [S5 View] のボタンをクリック




Secter 2の ACC6 & ACC7


ACC6: n=1000    ACC7: n^2=1000000


動画





stepを0〜2の範囲でテストしました。



step=0


step=1


step=2








※同様なプログラムを修正したもの



計算結果 ACC19 & ACC20











●Cube3.e  nの2乗、3乗






プリンター








●アダプター(Adapters) のテスト
@ デジット・アダプター(Digit Adapters):
 10桁の数値信号(デジット・パルス)の順序を入れ替えたり、特定の桁だけを抽出したりする

Aプログラム・アダプター(Program Adapters)
複数のユニットを並行して動かしたり、特定の条件で計算の順序を変えたりする際の論理ゲート的な役割を、物理的なプラグの差し込みによって実現。


【 testpd.e】


・定数送信器に、 1234567890 をセット
・ACC1に定数器から 1234567890を取り込む
・ACC1の内容をアダプターで5桁上下交換
・アダプターの上下 交換結果をACC2に送る
 








●高速乗算器(High-Speed Multiplier)
乗算は、九九表を使い積を10位桁と1位桁に分け、10位(LHPP)と1位(RHPP)の部分積を集計して積を計算します。

被乗数:3の九九表を作成

※サイクリングユニットの 1P, 2P, 2'P, 4Pで、乗数の1〜9を生成することができます。



被乗数3の 積を求め、Left Hand Partial Product(10の位) と Rigth Hand Partial Product(1の位)の値から、
サイクリングユニットの 1P, 2P, 2'P, 4Pで数値が生成できるようにします。



上図の被乗数3の積の表から、
 ・マトリックス回路で、パルスが通過できないよう抵抗で抑制します。
 ・また数値の生成不要なパルスは省きます。





●Arthur W. Burksの乗算器の構造図


●乗算処理の概要
@被乗数をACC11、乗数をACC12へ
A乗算器は 10の位をACC13、1の位をACC14 or ACC15へ
B各々の部分積(LHPPとRHPP)を求める
C部分積は、シフター(桁処理)をおこない、L側・右側を加算する
D左側と右側の合計が乗算積(20桁)


  10の位: LHPP(Left Hand Partial Product)     1の位: RHPP(Right Hand Partial Product)




例) 3 x 6 = 18 ・・・ 計算結果 1(Left Hand Partial roduct) と 8(Right Hand Partial roduct)の信号が生成される
                 LとRの部分積を累計して結果のACCへ 



【 multtest2.e 】  42 x 347

















ENIAC 操作マニュアル → http://www.bitsavers.org/pdf/univOfPennsylvania/eniac/ENIAC_Operating_Manual_Jun46.pdf

 




ENIAC レイアウト (ムーア・スクール)










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