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PC-9801エミュレータA
DynaCAD2で作成されたCAD図面をエミュレータで表示しました。
DynaCAD2は、PC-9801初期のCADです。
5インチフロッピー内 DynaCAD2の図面を見たいのですが
メーカーは古すぎるので対応不可。
データはASCIIコードなので参照(ダンプ)可。
データを解析できれば、DXFファイルを作成できるのですが・・・
DXF: Drawing Exchange Format
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幸い
DynaCAD3
のシステムディスク(8枚)が有るので
これを利用することにしました。
マニュアル等何もないので、システムディスクを調べて
セットアップしました。
PC98実機でインストールしたところ
・ライセンス番号が無いのでデモ版としてしかインストールできない。
・メモリ不足で実行不可
それで、98エミュレータでメモリを16MB設定で、図面が見れるか試しました。
98エミュレータの操作画面
98エミュレータは
Neko Project np21/W
を利用しました。
@np21/Wをインストールし、HDIを作成します。
その後、MS-DOSのFDでシステムディスクをSETUP
(MS-DOS Ver 5.0のシステム作成)
HDI: Hard Disk Image File
A5インチフロッピーを D88形式に変換します。
D88形式: Floppy Disk Image Fileのひとつ
B再度エミュレータを起動し、CONFIG.SYSを修正します。
【 CONFIG.SYS 】
FILES=20
BUFFER=10
DOS=HIGH,UMB
DEVICE=A:\DOS\HIMEM.SYS
DEVICE=A:\DOS\EMM386.EXE /P=128 /UMB
SHELL= A:\COMMAND.COM A:\ /P /E:512
※MS-DOSのEMM386.EXEは動作しないので、
エミュレータ専用のEMM386.EXEを別途用意します。
エミュレータ上の MS-DOS 5.0
CDynaCAD3のセットアップ
システムディスク1 → B:HDSETUP
同様に
システムディスク2 → B:HDSETUP
システムディスク3 → B:HDSETUP
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システムディスク4 → B:HDSETUP
Disk No.4で「著作権情報が無い」のメッセージ
※システムディスク4から著作権情報の移動
システムディスク4に著作権情報があり
MOVEP.BAT で著作権情報を移動する仕掛けです。
しかし、当時このFDでセットアップしてあるので
著作権情報は、PC98のハードディスクに移動され
FDには有りません。
その為、「著作権情報が無い」→ デモ版扱いで使用。
※ハードディスクの著作権情報をFDに戻すには
BACKUP.BAT で戻す仕掛けになっています。
DDynaCAD3の起動
【 AUTOEXEC.BAT 】
PATH=A:\;A:\DOS;
PROMPT $e[36m$P$G$e[0m
MOUSE
XFER
7TO6
DC3
デモ版で起動
EDynaCAD3の初画面
FCADデータの表示
CADデータは DC2 なので、
DynaCAD3のツールでDC3に変換します。
F-1 データ変換処理を選択
F-2 DC2からDC3へ変換します。
F-3 図面の選択
F-4 確認ダイアログ
F-5 図面全体の表示
F-6 拡大・縮小ができます。
デモ版は、図面の表示はできますが修正・印刷はできません。
※デモ版でなければ、エミュレータで印刷可能
・パラレルポート搭載機種のプリンタを用意する( NEC PC-PR201モード )
・WindowsとUSB-パラレル変換器を利用して接続
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※98エミュレータの表示画面は、
昔の1024 x768以下のディスプレイで、解像度 800x600が妥当です。
27インチディスプレイ(1920 x 1080)で表示(小さすぎ)
HASP
著作権対策として、高額なソフトは HASPドングルが一般的でした。
ソフトの開発時に、プログラムにHASPチェック機能を追加し
HASPと一緒にソフトを納品します。
ユーザーは、PCのプリンタ・ポートにHASPを接続してソフトを利用します。
AladdinのHASP
※開発したシステムにHASP機能を付加し販売したのですが
HASPが高額な為、独自にUSBメモリで同等な機能を用意しました。
1993年
ゴジラからのメッセージ
3.5インチフロッピー 三菱化成 DataLifeに
「ゴジラからのメッセージ」が入っていました。
フロッピーの販促と「ゴジラ」の宣伝ですね。
三菱化成 DataLifeの3.5インチフロッピー
98エミュレータで画像を取出しました。
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