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MAC PowerPCの電源SW交換
電源を入れても電源が入らないので中をみてみました。
原因は、経年劣化で電源SWのプラスチック部が壊れていました。
古い Power Macintosh 7500/100 です
第2世代のPower Macintoshシリーズとして1995年8月に発売
開け方は、左右の爪を押しながらケースを手前に引きます。
開けた状態
電源ユニット、SCSIのHDD、3.5インチFD、CD-R
電源SW
マザーボードに マイクロSWが直付で、ヘ状プラスチックで押す方式。
ヘ状プラスチックが劣化し壊れています。
その為ボタンを押してもうまくマイクロSWが押せない状態。
デザイン上の問題か不明ですが、マイクロSWと電源ボタンの位置が違うので
独特な、ヘ状プラスチックになっています。
( PC98は、真っすぐなプラスチック製の丸い棒 )
この電源ボタンはやめて、マザーボードの裏からリード線を出すことにしました。
マザーボードの取り外し
2つに分かれた上部筐体を上げ、右側に倒します。
上部には、電源、ハードディスク、FDD、CD-R。
電源、HDD、FD等のコネクター類を外します。
マザーボードを留めている中央のネジを外します。
マザーボードは、少し上に持ち上げて外します。
マザーボードにPOWER SWのリード線付け
左上の赤丸内に マイクロSW があります。
マイクロSWの拡大
裏返したマザーボード 右上がマイクロSW部分
ここから、電源SWのリード線を出します。
APPLE COMPUTER, INC. 1995 の表示
電源SWの取付け
手元のにあるSWを利用しました。
最初は、この場所に取り付けたのですが、
上下に分かれた上部の筐体を戻したところ、ぶつかり NG!
それで、取付け場所はカードスロットに変更。
スロットは穴あけ加工せず、LANカードを利用することにしました。
BUFFALOのLANカード LGY-PCI-TXD
電源SWを取付けました。 (ネジ1個なので強度がない)
内側のようす
うまく機能しました。
1ボタンマウス (Apple ADB マウス U) を使ったことありますか?
ADB: Apple Desktop Bus
1980〜90年代は PC98、DOS/V、MACの乱立状態。
OSも DOSから Windowsへの時代で、MACユーザーは主にデザイン関係や個人。
顧客は殆ど、PC-98、DOS/V系なので、MACのソフトを開発しても売れません。
※ソフトの開発は C/C++でした。
現在のような統合環境IDEでないので、各OS毎のコンパイラが必要です。
MAC Classic系は、MC68000
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