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 年年歳歳花相似 歳歳年年人不同


年年歳歳、花あい似たり、歳歳年年、人同じからず
花咲く季節になると、自分の歳と重ね合わせて思う 好い詩です。


コブシ(辛夷)の花が咲いています。
コブシの花の命は短く、花びらは一週間ぐらいで落ちてしまいます。
しかし、その後の新緑がまた良いのです。

















年年歳歳花相似  ねんねんさいさい はなあいにたり
歳歳年年人不同  さいさいねんねん ひとおなじからず





唐代の詩人
劉希夷の「白頭を悲しむ翁に代わりて」と題する詩の第4節です。


古人復た洛 城の東に無く
今人還た対す落花の風
年年歳歳花相似たり
歳歳年年人同じからず

言を寄す全盛の紅顔の子
応に憐れむべし 半死の白頭翁









花は毎年同じように咲くが、それを愛づる人は年ごとに変わっているというもの。
この思いは誰しも同じであろう。
1年や2年ではそれほど変化は目立たないかもしれない。
だが10年もするとかなり変わり、30年もするとすっかり変わってしまう。

そして、あらためてそのことに気づいて、
ひそかに「我老いたり」の思いを強くする。

「少」から「壮」へ、そして「壮」から「老」へと、
人生は足早に去っていく。
あくせくと生きて、気づいたときにはいくらも残されていない。

では、短い人生をどう生きるか。
基本はつぎの2つのことに尽きるように思う。

 ・有意義に生きる。
 ・楽しく生きる。

なんとかこの2つを共存させて、
わが人生に悔いなし」といきたい。

            中国文学者 守屋 洋 ( 守屋 淳の父 )






























黄色いラッパ水仙

大雪など何もなかったように咲きました。













毎年同じように咲き、心に嬉しさと安心感を貰います。






















2021年4月1日




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