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一筆啓上賞
「
一筆啓上 火の用心 お仙泣かすな 馬肥やせ
」をご存じですか?
現存する天守のなかでも古い建築様式をもつ丸岡城に、この手紙文が刻まれた石碑があります。
徳川家康の家臣
本多作左衛門重次
が陣中から妻に宛てたこの手紙には、
家を守り、家族を愛し、忠義を尽くす思い
が短い文の中に簡潔に込められています。
お仙
とは後の丸岡城主、本多成重のことです。
一筆啓上賞は丸岡城に日本一短い手紙文があることを全国に知ってもらうとともに、
活字やメールでは伝わらない本物の手紙文化の復権を目指すという目的で、
全国初の手紙のコンクールとして平成五年(1993)に始まりました。
丸岡城
石垣の下に、石碑があります。
手紙文が刻まれた石碑
手紙の差出人
本多重次 = 通称: 鬼作左(おにさくざ)
原文は
「一筆申す 火の用心 お仙痩さすな 馬肥やせ かしく」
「鬼」と言われる猛将で、豊臣秀吉に反感をあらわにして蟄居させられた重次だが、
領民らには公正で人情に厚かったという。
一筆啓上 日本一短い手紙の館
日本一短い手紙の館
には
応募作品の手紙が紹介・保管されています。
建物は、丸岡城から徒歩で数分です。
「日本一短い手紙の館」
手紙の象徴・・・赤い郵便ポスト
館内へ
応募作品の展示コーナー
「FUMI NO TAKI」
幅約10mのモニターに一筆啓上賞の入賞作品が滝のように流れおちてきます。
今迄の応募作品の手紙紹介
丸岡城の登り口階段の踊り場に、
第28作品の大賞が展示されています。
第28回 2020年テーマは「笑顔」えがお
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